中小企業が単独で企業買収を完結することは、容易ではありません。現実的には、M&A仲介業者にサポートしてもらうケースが多くなります。
現実にM&A仲介業者の支援は、どのように活用できるのでしょうか?実際の成功事例をご紹介します。
M&A仲介業者は、全国に広がるネットワーク網を持っています。M&Aの相手先を見つけるため、その豊富な情報から最適な企業を選定してくれるでしょう。
M&A仲介業者の役割は、それだけではありません。
仲介業者は、自社内に公認会計士や税理士等の専門家を抱えるいわばM&Aのスペシャリストです。買収先の企業の評価や、交渉において売り手と買い手の双方を最大限サポートし、シナジー効果が存分に発揮されるマッチングを実現してくれます。
実際にM&A仲介業者を活用した成功事例は少なくありません。ここでは、その具体的な事例をご紹介します。
量産品中心の製造業を営むO社は、見込生産による量産体制に強みを持っていました。自社が事業展開する中国地区からの商圏拡大、および多品種小ロットの受注生産体制の構築を実現するために、M&A仲介業者に相談のうえ北陸地方のS社を買収。経営状態は良好であるものの事業承継問題に悩むS社を廃業の危機から救い、O社自身も事業拡大に成功しました。
コンピューター関連機器の製造で存在感を示すE社は、さらなる事業の拡大を模索していました。しかし、技術革新の早いこの業界では、生産体制だけではなく技術的な開発体制の構築が必要です。そこでM&A仲介業者に相談のうえ、事業承継に悩む技術開発型企業であるT社を買収します。心配された両社の従業員同士の交流も進み、狙い通りE社は事業拡大に道筋をつけることができました。
中小企業が単独でM&Aを進めることは困難を極めます。買収を成功に導くためにも、その道のスペシャリストであるM&A仲介業者を活用してみてはいかがでしょうか。実際に、M&A仲介業者が戦略を成功に導いた事例は多数あります。最適なパートナーの選定や円滑な交渉のサポートをしてくれるでしょう。
M&Aが成功すれば、自社の事業拡大や弱みの克服などができます。後継者がいない場合の解決策にもなりますし、経営状況が悪化している場合の救済策としても活用できます。
ただしM&Aは非常に専門的な手続きなので、自社のみで行うのは困難です。専門のM&A仲介会社に依頼して手続きを進めてもらいましょう。現実ニM&A専門会社に依頼してM&Aを成功させている中小や零細企業がたくさん存在します。迷っているならば、一度専門会社に相談だけでもされてみてはいかがでしょうか?
更新日:2019-11-24