ガレージ(xxx株式会社)のM&Aサービスの料金・特徴

目次

ガレージは、2015年に創業されたM&Aの支援サービス事業。中古不動産のリノベーションなど、幅広い事業を手掛けるxxx(エイジィ)株式会社のM&Aアドバイザリーサービス部門です。

手がけているサービスは、IT関連事業に関するM&A支援。高い専門性が要求されるIT領域において、特に事業売却の支援をメインにサービスを提供しています。

ガレージの創業者で現・代表の高田圭氏は、かつて自身が経営していた会社を11.7億円で売却した経験があり。単なるM&A仲介サービスの専門家とは異なり、経験を活かしたリアリティあるM&A仲介サービスを提供することができます。

料金は完全成功報酬制。着手金や中間金が発生することは一切ありません(ただし、最低成功報酬額は500万円)。売却金額5億円未満の小規模なM&Aから、売却金額100億円を超える大規模なM&Aまで、事業規模を問わず対応可能。

ガレージのM&A形態について

M&A形態アドバイザリー
クロスボーダーM&A不明

ガレージは、不動産業や旅行業など、幅広い事業を展開するxxx株式会社が運営するM&Aアドバイザリー会社。

IT企業を対象としたM&Aに特化しているのが最大の強みで、代表である高田圭氏は過去に自社を11.7億円で譲渡した経歴の持ち主です。

クロスボーダーM&Aについては記載がありませんので、海外との取引を希望している方は一度お問い合わせください。

報酬種別費用
着手金なし
中間金なし
月額報酬なし
成功報酬 売買金額をもとに、レーマン方式にて算定(最低500万円~)

ガレージの報酬体系は、基本的には良心的な成功報酬型となっています。着手金や中間金、月額報酬などはかからず、売買金額をもとにレーマン方式にて1%~5%の手数料を支払う、という形式です。

サービス内容としては簡易審査やM&Aスキームの提案、必要書類の準備、買い手企業の選定および相手先への提案、面談の設定、交渉~成約、その後のPMIまで。相談から譲渡後まで、しっかりとサポートが受けられる印象ですね。

ただし、最低手数料は500万円からとなっているため、依頼したい案件の規模を事前にご確認ください。

ガレージはどのようなM&Aサービスを提供しているの?

ガレージのM&Aサービスは、IT領域において高い専門性を有しているのが特徴と言えます。IT業界は技術の変化や時勢の移り変わりが激しいゆえに、M&Aのタイミングに関してもとりわけ慎重になるもの。

それをサポートする仲介やアドバイザリー業者にも知識力が求められますが、ガレージの場合はあえてIT分野に特化しているからこそ、常に最新の情報を提供することが可能です。

1.相性の良い企業との圧倒的なマッチング力

ガレージでは「M&Aは精度の高さが重要」との考えから、売り手企業にとって最良な買い手企業への打診を心がけています。

IT領域に特化することで独自のネットワークを形成しており、IT企業の上場企業のうち実に95%とパートナーシップ提携を結んでいるのも魅力。信頼できる買い手企業の中から厳選し、売り手企業が納得できるマッチングを実現します。

2.提案から成約まで、最短1か月~とスピーディーに進行

M&Aは一般的に半年~最大数年ほどの時間が必要だと言われていますが、ガレージの場合は最短1か月からの成約も可能と、驚異的と言っても良いほどスピーディー。これは買い手企業側からの窓口を「役員以上」に絞ることで、効率よく進行できるよう工夫されているのも一因です。緊急性の高いM&Aにおいては、特に心強いパートナーとなりそうですね。

3.設立から数年で、豊富な成約実績を実現

2016年よりサービス開始と、比較的新しい会社であるガレージ。

しかし、数年で着実に実績を重ね、現在ではIT分野だけで25社のM&A支援実績を誇ります。

規模としては対価が1億円~10億円ほどのものがメインとなっていますが、昨今ではメディア展開もあって数千万円規模のものも増えてきているそうですから、中~小規模経営の方も一度ご相談ください。

ガレージのM&A事例・実績

ガレージでは2016年のサービス開始以来、多数のM&A実績を積み重ねてきました。IT分野に的が絞られてはいますが、ネット環境を活かしたサービスが膨大なこともあり、個性的な事例が多数。IT領域の幅広さが感じられます。

ソフトウェアのテスト・品質保証A社(譲受)×ソフトウェア開発B社(譲渡)

成約までの期間:不明

広島を中心に、複数の拠点でITエンジニアの教育、派遣事業やソリューション事業、Webアプリケーションの開発などを行ってきたB社。大手企業との大規模なプロジェクトにも参画するほどでしたが、社員の活躍の場を更に広げられることを条件に事業承継先を探していたそうです。

成約に至ったのは、ソフトウェアの品質保証やテストといったサービスを提供しているA社。Webやモバイルアプリ開発サービス提供の充実化が期待できたことや、エリア展開などの観点からシナジー効果が得られると判断したと言います。

今後B社はグループの傘下として、以前よりも多様なプロジェクトにチャレンジしていく予定とのこと。同業界内でのM&Aは、双方の成長を考える上でも安心感がありますね。

マーケティング支援C社(譲受)×SNS運用ツールD社(譲渡)

成約までの期間:不明

TwitterやInstagramなど、昨今ではお馴染みとなったSNSを対象に、AIを用いた運用ツールを提供していたD社。中小企業や個人、インフルエンサーまで幅広い支持を受けるサービスで、企業のアカウント運用やプロモーション支援などに関しても積極的に行っていました。

しかし今後の成長を考える上で、より一層事業を伸ばす手段として提携を検討。ガレージに依頼した結果、アンバサダー事業を中心に、企業のファン(後援者)づくりのプロフェッショナルとして知られるA社との縁が結ばれたそうです。

A社は動画生成ソリューションも有していたことから、SNS事業との相性もよく、双方の親和性が高いと判断し合意に至ったと言います。SNSや動画という近年注目されているIT事業同士のM&Aは、どのようなシナジー効果が生まれるか夢が膨らみますね。

メディア事業E社(譲受)×映画レビューサイトF(譲渡)

成約までの期間:不明

国内最大級の映画レビューサイトとして知られるF。TwitterをはじめとするSNSを活かし、実際に鑑賞した人々の生の声を自動収集、解析できるというサービスが特徴です。

多くの利用者から支持を受けるサイトですが、運営会社は事業の選択と集中を行うため、事業承継を検討。ガレージに依頼した結果、映画情報メディアを運営するE社が候補として提案されました。

元々Fの運営会社がE社への関心を高めていたこともあり、M&Aは無事に成約。E社の運営するメディアとFのサイトを連携させることにより、利用者にとってより一層有意義なサービスの提供を実現。双方にとってメリットの大きい縁となりました。

トピック:M&A

更新日:2020-10-16

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