M&Aアドバイザリー | ○ |
事業承継 | ○ |
クロスボーダーM&A | 不明(可能性あり) |
北國銀行は、石川県金沢市を本店に北陸3県を中心として展開する地方銀行。現在は石川県に本店を置く唯一の銀行として知られ、個人向け、法人向けを問わず幅広いサービスを行っています。
M&Aや事業承継にも積極的に対応。本部に90人超の専門スタッフが在籍し、大々的にコンサルティング部門が立ち上げられているため、特に地元企業の経営者の方にとっては非常に心強い存在と言えるでしょう。令和元年のコンサルティング実績も事業承継支援先数が298件、M&A支援先数が103件と多数で、確かなノウハウが感じられます。
上場企業からクロスボーダー案件まで手掛け、地銀を中心にM&A実績を表彰するコンテストも行っている仲介会社、日本M&Aセンターとも提携していますから、今後もより一層の活躍が期待されますね。北國銀行も海外ビジネス支援サービスは提供しているとのことで、海外企業との取引に関しても期待できるのではないでしょうか。
報酬種別 | 費用 |
---|---|
着手金 | 不明 |
中間金 | 不明 |
月額報酬 | 不明 |
成功報酬 | 不明 |
北國銀行では、具体的な報酬体系が公開されていないようです。相談は無料となっていますので、まずは店舗窓口や公式サイトよりお問い合わせください。
参考までに、提携先である日本M&Aセンターでは「着手金+レーマン方式によって算定された成功報酬」が基本となっています。昨今では着手金無料の会社も多いですが、あえて設けることでコンサルタントの焦りを軽減し、より適切なマッチングとなるよう工夫しているようです。
北國銀行では、具体的なM&Aや事業承継の流れについては掲載されていませんでした。しかし、後継者問題から事業承継、資本関係の整理、自社株の移転など様々なケースに対応しているとのことなので、初めての方でも戸惑わず相談できることでしょう。
北國銀行では、M&Aと事業承継、それぞれ1件ずつ事例や実績が紹介されています。いずれも興味深い内容なので、簡潔にご紹介しましょう。
中部陸運局の指定工場として、地元企業の車両をメインに大型トレーラーから営業車両まで幅広く車検や整備、点検作業などを行ってきたB社。しかし代表が高齢となり、重い病まで患ってしまったことから、後継者問題が深刻化していました。
買い手となった運送業A社は、自社のトラックの車検や整備をこれまで外注していたため、B社を子会社化すればコスト削減によって相乗効果が得られると考えたそうです。B社の借入金もすべてA社に引き継がれたため、B社代表は連帯保証人から外れただけでなく、対価と退職金も手に入れることができたと言います。
現在は重い責任感から解き放たれ、安心して治療に専念しているというB社代表。従業員の雇用も守られ、取引先も増えて以前より活気ある会社となったことを喜んでいます。
グループ会社3社で構成されていたものの、人材の交流や配置などが上手く機能しておらず、長年第三者株主対策やグループ全体の資本対策、自主株の評価などに悩んでいたというC社。
そこで北國銀行のコンサルティング部門に相談したところ、従業員の経営参画意識の向上やグループ資本構成の再構築に向けた対策をアドバイスされ、事業承継に取り組むことに。持株会社兼事業会社の設立や株式の集約と全従業員の転籍、従業員持株会の設立など、専門家とも連携しながら進めていきました。
結果、C社の資本関係は綺麗に整理され、事業承継がスムーズに完了。同時に従業員の雇用体制についても見直しが行われたため、経営体質そのものの強化にも繋がったそうです。
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トピック:M&A仲介
更新日:2020-11-04