M&A用語「営業権」とは?
営業権とは、一般的に「伝統や社会的な信用、技術力、取引先との関係、立地といった無形の財産を独占、保有する権利のこと」を言います。例えば現金や不動産、商品の在庫などは有形の財産なのに対し、目には見えにくいものの確かにその企業が独自に所有している権利やブランド力などのことを言うのですね。営業権はM&Aによって買収や合併、事業承継などを行った場合にも譲渡され、その際には無形固定資産として貸借対照表に記載することもできます。昨今ではM&Aの取引額から有形財産分の価値を引いた部分である「のれん」とも混合されやすいようですが、元々は別の言葉です。
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